赤色の振袖が選ばれる理由
2024/06/08
目次
二十歳のつどい(旧成人式)では、赤色の振袖を選ぶ方が多いです。又、振袖の色は赤色が多いとも言えます。但し、振袖に使用される赤色の種類は幅広く実が赤色は奥が深いのです。
この記事では赤色の振袖が選ばられやすい理由、着こなすポイントなどご紹介いたします。
なぜ赤色の振袖が選ばれるのか
①肌と馴染が良く明るい印象になる
赤の振袖を選ぶ理由は、日本人の肌と相性が良い点が挙げら、肌の血色感を引き出し、明るい印象を与えてくれるため、馴染みやすくなります。また赤色には、元気や活力を与えるポジティブなイメージが持たれており、赤色は人から好まれる色ともされており、成人式や結婚式などのおめでたい場に相応しい色合いと言えるでしょう。
②縁起の良い色
日本では赤色は縁起の良い色として用いられており、成人式や結婚式などのおめでたい場に赤の振袖を選ぶ人が多く見受けられました。昔から魔除け・厄除けとして赤色を使用することが多く、その中でも朱色は神社の鳥居にも使用されるほど特別な色とされており、赤は庶民の憧れの色であり、縁起が良いとされていました。
③赤色は色んな種類がある
赤色は昔から人気がありバリエーションが豊富なことから、赤の振袖を選ぶ人が多いです。赤色といっても振袖に使用される種類は豊富なため、幅広いコーディネートを行え小物を組み合わせて振袖をコーディネートすることで、同じ赤の生地だったとしても人と被ることは多くありません。
振袖の赤色とはどんな色がある?
①茜色:黄色味の赤身が濃い
少し黄色が入った暗い赤色が茜色です。夕暮れどきの空の色と似ていることから「茜色の空」と用いられることが多く、日本では昔から馴染みの深い色として親しまれています。
②朱色:黄色味の明るい色
黄色みをおびた明るい赤色が朱色。茜色よりも、鮮やかではっきりとした色合いが特徴。日本では魔除け・厄除けとして朱色が用いられ、神社の鳥居や食器などに使用されています。また印鑑を押す際に使用する「朱肉」には、朱色が使用されています。
③紅色:深みのある赤色
深みのある真っ赤な色のことです。平安時代には禁色として、天皇や貴族しか使用が許されない高貴な色とされていました。高貴な色とされている深紅は、ハレの日である振袖にもぴったりです。
④緋色:明るいが濃い赤色
濃く明るい赤色が緋色(ひいろ)です。炎をイメージさせる色として、「火色」とも言われています。情熱のある色として振袖などの着物に使用されています。
⑤唐紅:赤が強い明るい色
赤みが強調された明るい赤色のことです。深紅と同様に禁色とされていて、十二単にも唐紅が使用されていました。高貴な色とされている唐紅は、昔から婚礼の場に多く使用されています。
⑥あずき色:紫に寄せた赤色
紫色をおびた赤色のことです。日本では昔から小豆が食用として親しまれてきたことから、着物の色として用いられていました。落ち着きのある高級感を演出できることから、振袖として人気の色です。
振袖の赤色に似合うポイント
①赤色の振袖に合わせるおすすめ小物
半襟では鮮やかな色や模様が入っておりかわいらいく見えるレースやリボンなどあるものがおすすめです。
重ね衿では、明るい印象にするには黄色や緑系で可愛らしさを出せます。青や紫系になりますと大人の雰囲気を出せます。
②ヘアスタイルやメイクに関して
ヘアカラーに関しては赤味が入った暗めの茶色や黒髪などが赤色の振袖と馴染みやすいとされております。赤より目目立たない感じが振袖の雰囲気が合います。
ヘアスタイルでは、お顔の肌色を合わせるようにアップスタイルが良いとされてます。
まとめ
赤の振袖が選ばれやすい理由は、肌馴染みが良く肌が明るく見えることが挙げられます。また、日本では縁起が良い色として昔から親しまれ、バリエーションが豊富であることも、人気の理由です。振袖に使用される赤色の種類は豊富で、それぞれ違った雰囲気を演出してくれます。パーソナルカラーだけでなく、なりたい雰囲気に合う振袖を選ぶことが大切です。また、赤の振袖に合わせる小物やヘアスタイルによって雰囲気を変えられるため、選んだ振袖に合うテイストのものを選んで素敵なコーディネートに仕上げてください。
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